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細胞の種類ってどれだけあるの?種類と特徴

神秘的にさえ思われる1個の受精卵という細胞から、細胞分裂を繰り返しながら働きや形態を変化させ、新しい細胞として生まれ変わりながら60兆個の細胞を作り上げ、人間という生き物を作りだすことができるのが幹細胞です。幹細胞の現在分かっている種類と特徴について解説。

 

幹細胞の種類

幹細胞の種類は現在分かっているだけで12~14です。最初の幹細胞は受精卵の全能細胞で2種類に分かれ分化(特殊な細胞に変化)やコピーを繰り返しながら再生されています。呼び方は多少医療協会で異なります。

幹細胞の種類の全能細胞・多能性幹細胞・多分化能幹細胞の間葉系幹細胞については自分自身を作り出すことができます。3種類の幹細胞の働きは全く同じです。

すなわち人の細胞すべてを分化・コピーする能力機能を持っています。全能細胞の受精卵という貴重な細胞から2種類の多能性幹細胞と多分化能幹細胞に分けられます。

多能性幹細胞も2種類に分けられます。ES細胞とiPS細胞で違いは人の細胞と人工の違いです。

多分化能幹細胞は成体幹細胞として個々の細胞に分化・コピーできる細胞で、間葉系幹細胞・上皮幹細胞・神経幹細胞・造血幹細胞・血管内皮幹細胞の6種類あります。

幹細胞の特徴

全能性細胞

赤ちゃんとして生を享けるかもしれない受精卵で、人間を構成できる能力が備わっている幹細胞です。

多能性幹細胞

人間の身体を作り上げている細胞すべてを分化・コピーできる幹細胞です。多能性幹細胞にはES細胞とiPS細胞があります。2種類の違いはES細胞が人の生の細胞で、iPS細胞は人工的に作られた違いがあります。働きは全能細胞と同じ働きをします。

ES細胞は倫理的な問題がネックになっています。iPS細胞は遺伝子の変異が起こるので危険性を現在確認中です。

 

多分化能幹細胞

この幹細胞は成体幹細胞ともいわれ、2種類に分けて呼ばれることもあります。体制幹細胞と組織幹細胞です。人間の細胞でパーツなど個々の細胞を分化・コピーできる幹細胞です。

成体幹細胞(体性幹細胞・組織幹細胞)

人間のパーツの細胞を新しく作りだすことも、修正して再生する機能も持っている幹細胞です。組織内で細胞分化でき自らコピーできる能力のある組織幹細胞があります。

また、臓器や骨や皮膚などの器官や組織など、一定の限られた複数の細胞に分化・コピー能力のある生体内に存在する体性幹細胞があります。

損傷した部分の細胞や細胞死した細胞を新しく甦らせることができる能力がある幹細胞なので、応用範囲は広く、倫理的な面も遺伝子変異の心配もなく、それぞれの分野で研究や実用化が活発に行われています。

まとめ

幹細胞は今分かっているだけでも上記の種類があります。人が人として老いる時代がなくなるかもしれないほどの、画期的な幹細胞の種類はこれからも発表されることでしょう。

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